高齢者が弱っていく典型的なパターンを「フレイルサイクル」という。 高齢者が外出の機会を減らしてしまうと、
①社会的な交流が減ったり、活動量が低下する。
②エネルギーの消費量が減り、食欲が低下したり、食べる量が減る。
③栄養が不足気味になり、筋力や筋肉量が減る「サルコペニア」という状態になりやすくなる。
このような悪循環を医療や介護の分野では「フレイル(虚弱)サイクル」と呼ぶ。
要介護の状態にならず、健康に近い状態を保つには、有効な予防法の一つはこのフレイルサイクルに入らないようにすること。
どうすればそれが可能になるのか。
それは「意欲」が最も大事である。
一番のポイントは意欲を大事にしながら、あらゆる手段を使って行動のハードルを下げることが重要。 「面倒だ」、「おっくうだ」と思いそうになったら、楽にできる方法はないかと考える習慣を身につけること。